ボランティア向け講座・つなサポ第5回開催レポート!
1月27日に「つなっぐ子ども・若者サポートボランティア養成講座」(つなサポ)第5回を開催しました。
つなサポでは月1・計6回で、子ども・若者のボランティアをされる方の養成講座を行なっています。
今回は、スクールソーシャルワーカーであり、つなっぐでも子ども・若者の伴走支援をしていただいている方を講師にお招きし、「家族関係・社会関係を理解する~ジェノグラムとエコマップを使って~」という内容で行いました。
子どもをサポートするボランティアを行う際、その子どもの家族関係や社会関係を理解した上で、トラウマインフォームドケアの視点を持って接することがとても大切です。
今回はジェノグラムやエコマップを使った家族関係や社会関係の理解と、ボランティアとして活動するために必要な考え方について学びました。
ジェノグラムとは、家族内の人物や人間関係を図で表した家系図のようなもので、エコマップとは子どもを取り巻く環境や社会の関係について図で表したものです。
これらは子どもの置かれている環境を整理し、支援の方法を検討するときなどにも使われています。
講座ではジェノグラムとエコマップの書き方を学んだ後、実際に架空事例をもとに自分で作成して理解を深めました。
またグループワークでは、書いたものを見ながら、子どもや家族にはどんな強み(出来ていること、底力など)があり、何に困っているのか、そこにはどんな背景がありそうかなどをみんなで話し合いました。
自分一人では気づかなかったことも、いろいろな方と意見を交わすことで、様々な視点や考え方を得ることができ、これが子どもにとってより良い支援に繋がるのだと感じました。
そしてボランティアとして守るべきルール、子どもの権利についても改めて学びました。
参加者の方からは「ボランティアだからこそできることや、様々な専門家・職種の方と一緒に支援していくことの大切さを学んだ」というご感想をいただきました。
つなっぐの活動でも、ボランティアさんが気づきを共有してくださるおかげで、子ども一人一人に合ったサポートをすることができています。
そんな気づきの大切さ、そして支援してくださる皆さんのお力を改めて実感した講義となりました。
次回2/18(日)はつなサポ2023最終回、「講座に参加する前後での変化とこれからへの思い」についてです!
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